Archive for category 2.益子焼・陶芸
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益子陶器市
毎年、春秋あわせて約50万人の人出で賑わう陶器市。
共販センター・陶芸メッセなどを中心に、町内各所に約500軒の売店・テントが出店しています。
2009秋色益子陶器市
今年のテーマは
「酒器」です。
■開催期間
10月31日(土)~11月4(木)
■開催時間
午前9時頃~午後5時頃まで
半澤 淳子・小田 マリ 陶芸家
楽しく、自由ニャ、創作人生ニャン
・ここほれニャンニャン窯
半澤 淳子
・そこほれニャンニャン窯
小田 マリ
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小田マリ 半澤淳子
私と淳子さんは、お隣さんでした。
(そのころは、近所の可愛らしい主婦でした。今では・・・)
いつしか淳子さんはネコを作り始めました。
いつものように、幼なかった子を連れて遊びに行くと、粘土をドン!と渡され「作ってみな!」と言われました。
「いつか子どもたちが手を離れても自分の世界をちゃんと持っていられますように」
それが、私の創作人生の始まりでした。
淳子さんは、私の作るモノに対し、自由にさせてくれました。
お互い笑わせたり、驚かせたりするのが楽しくて、いつの間にか私たちのネコを楽しみににしてくださる人たちが増えてきました。
年に二回の益子陶器市でいろんな人の
笑顔が見えます。
声が聴けます。
ぜひ益子陶器市にいらしてください。
いろんな作家さんや、作品に出会って、生活を楽しんでほしいなと思います。
高橋 義直 陶芸家
Takahashi Yoshinao
氷裂釉の美しさを追求して。
高橋 義直 略歴
1967年 茨城県玉里村に生まれる
1996年 株式会社 向山窯勤務
2001年 茨城県窯業指導所研修Ⅰ科
2002年 荒田耕治氏に師事
2003年 茨城県美術展入選、以降毎年入選
2005年 茨城県小美玉市にて築窯・独立
石崎 麗 陶芸家
Ishizaki Urara
伝統・そして・それから
石崎 麗 略歴
1976年、千葉県生まれ
日本の大学でインダストリアル・デザインを学んだ後、
イギリスの大学にてガラスと陶芸を1年間学ぶ。
帰国後益子に移り住み、製陶所ゆみ陶にて3年間就業、
栃木県窯業技術支援センターにて益子焼を学び、
矢津田義則氏に師事し、2005年独立。
益子の陶芸アトリエに併設した陶器・紅茶・雑貨
のお店カフェギャラリーteteを立ち上げる。
オフイシャルサイト http://tete.otonotakumi.co.jp/
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独立まで
学生時代はインダストリアルデザインを専攻。しかし進むにつれ、商業的な「生産・コスト」などの効率を重視するデザイン、全体の一部でしかないデザインに違和感を感じ始めます。
デザインからつくり上げるまで、全て自分の手でできたら。
その後イギリスに渡り、大学でガラスと陶芸を学びました。
スピードが必要とされるガラスに対し、時間をかけ、 自分のペースでつくる事ができる、そして自分自身が日本人であることを再認識し、 日本の伝統のある陶芸を日本で目指すことに。
帰国後、益子に移り住み、製陶所に入所。
ここで大勢のスタッフと共に制作、窯焚き、出荷まで全ての工程をこなしながら修行を続けました。
もう少し自分自身の技術を磨きたい、憧れのティーポットや 急須を作れるようになりたい。
= ティーポットや急須は、胴・蓋・注ぎ口・取っ手の組み合わせ、各部の成形、接合など技術を要します =
そしてしっかりとした技術と知識を学ぶ為に、 栃木県窯業技術支援センターに入学。
伝統的な益子焼きを学びながら、独自のカリキュラムを組み、陶芸に励みました。
センターに入るまでは益子以外の原料で制作してきた為、益子の伝統的な土や釉薬で茶器や釉薬を制作してみると、 とても新鮮で改めて魅力を感じました。
作陶
伝統的なものに惹かれます。
旅が好きで日本は勿論、たくさんの国を訪れてきました。
それぞれの国の土地に根付いている伝統や文化、食や技術、工芸品から建築、絵画など、いろいろなものに刺激を受け、そして敬意を感じます。
制作にあたっては、益子の土と伝統釉を使いながら、 伝統をふまえつつも益子焼という枠にはとらわれず、
古さと新しさ、和でありながら洋であるもの、日常的に使える器。
= そんなものを目指しています。
ティーポット
陶器のティーポットは重いというイメージがありますが、 ポットはお湯をたっぷり入れて使うので、 できるだけ軽くなるように意識しています。
紅茶をおいしくいれるためには、茶葉が充分にジャンピング (茶葉がお湯の対流に乗り、ポットの中で浮かんだり沈んだりすること) が大切です。
【形】
ティーポットの形は丸みを持たせ、ジャンピングのしやすい形。 そしてジャンピングの邪魔をしない様、中に茶こしは付けていません。
茶葉がつまらず、注ぎやすい、注ぎ口の形状、口径。
注ぎ口の先端は水切れが良いようにしています。
【蓋】
蓋は胴に入る部分を深くしている為、 片手で注いでも蓋がずれ落ちません。
また、蓋と胴は歪みが出ないように蓋をした状態で焼成する為、 蓋と胴がくっつかぬよう、少し遊びを持たせています。
【釉】
胴や蓋の内部は茶渋のつきにくい釉薬をかけて、長く使っていただけるよう汚れにくくしています。
お客さまに向けて
器達が手に取ってくださった方々の元で、
しっかり働いてかわいがってもらえればと考えながら、
日々作陶しています。
↑zoom↑静かな工房
↑zoom↑イメージを形に
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胴は白いつや消し釉薬、蓋は焼締です。異なる風合いを、ひとつの器で楽しめます。縦長のめずらしいデザインです。
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こちらは、黒いややつやのある鉄の釉薬です。胴にある丸いパッチワークのような模様がなごみます。
石岡 信之 陶芸家
Ishioka Nobuyuki
カラーを決めずに、お客さまに喜ばれるものづくりがしたい
石岡 信之 略歴
1978年、山形県生まれ
大学卒業後、若林健吾氏に師事
2005年、益子町に築窯、独立
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自分の手になるものを
小さいころから、ものづくりが好きでしたし、やきものにも興味をもっていました。
叔父が陶芸に関わっていたからかもしれません。
大学に入ってからも、会社に就職することは考えませんでした。自分の手になるもので食べていきたいと思っていました。
求めるものは違うなと。
益子は、大学4年の夏に初めて訪れました。
実家に近いということもあるのですが、来る者を受け入れてくれる環境があるなと感じ、卒業前の冬に再訪しました。
偶然一枚の窯元の募集チラシが目にとまり、面接を受け、若林健吾氏(以下「親方」)のもとで修行をすることになりました。
親方は気さくな方で、自由にものづくりに取り組むことができました。
5年ほどここで仕事をしながら、 親方の力も借りて陶器市などで出品をしていましたが、物心両面で一からやってみたくなり独立しました。
益子での作陶
益子では、同僚に恵まれています。
作陶を仕事とするのは、好きなだけではなかなか難しいです。
簡単には思ったように作れるわけではありませんし、思ったようにできても、お客さまに必ず気に入っていただけるというものではないからです。
自分のこだわりとのバランスを大事にしたいと考えています。
いつもというわけではありませんが、同僚作家とはひとたび「やきもの」の話になると真剣になります。この釉薬がどうとか、あの土はこうだとか。
皆試行錯誤しているのが良くわかり、勉強になります。
益子では作陶につながることを意識し、陶芸教室講師をしながら、お客さまの生の声を聞いたりして刺激を受けています。
作陶は、広く見て自分なりに取捨選択しながら、いろんなことにチャレンジしていきたいと考えています。
そういう意味でも益子は環境が整っています。
陶器のネット販売について
アパレル業者が3Dグラフィックによるバーチャルな街を作って、ネット販売していくニュースを見ました。
三次元化した商品画像を、さまざまな角度から見ていただけるようにして、的確に情報伝達するということです。
陶器も、ネット販売では伝えにくい面があるので、このような手段でお客さまに近づけたら。
ネット販売は、技術進歩とともに可能性がたくさんあるのではないかと思います。
↑zoom↑集中
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土から形が生まれました
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ポッコリとしたカップです。容量はたっぷりですが軽量なので、紅茶やスープカップとして使いやすいです。しっかりと焼締め、釉薬にチタンを配合し、粉引などより高い耐久性があります。
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三種、五種とオードブルを盛り付けてオシャレですし、焼き魚・煮魚の油や醤油もOKです。こちらもチタンを配合した釉薬で、白くても汚れにくいです。サイズのわりに軽く、洗いもラクです。
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益子や てんちょう から
石岡さんはオフロードバイクに乗り、工房のある益子から、笠間焼で有名な茨城県笠間市方面に抜ける林道を走るのがお気に入りだそうです。紅葉の美しさが格別ということでした。
既成の考えにとらわれずいろいろなカラーを見つけて、着実に器づくりに取り組む。
そんな姿とだぶって見えてくるようで、少しまぶしいです。
落合 杜寿子 陶芸家
Ochiai Toshiko
技と自然の織り成す美しさを
落合 杜寿子 略歴
1954年 東京駒込に生まれる
1977年 武蔵野美術大学卒業(陶磁器専攻)
1977年 目白陶幻倶楽部勤務
1978年 成井立歩先生に師事
成井恒雄先生に師事
1979年 益子町に築窯・独立
【展示会出品】
伝統工芸新作展、伝統工芸武蔵野展、
クラフト展、亜細亜現代美術展、栃木女性百人展等
【個展】
渋谷東急本店、日本橋東急、
益子・やまに大塚、益子・壺々炉、笠間・きらら館
【二人展・グループ展】
銀座松屋、吉祥寺近鉄、つかもと作家館ギャラリー、びんろう、
ヤマハギャラリー、ギャラリー小川、大日山美術館等
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窯とともに
益子町中心部から北東にある落合さんの工房を訪ねました。
窯の設置に都合よく、窯の煙が隣家に影響しないように考慮された、小高い丘の傾斜地にあります。
そこには登り窯、穴窯、丸窯、錦窯、炭窯、角型窯と大小6つの薪窯が据えられています。
落合さんは、蹴ロクロで成形し、メロン灰や梨の灰・トマト灰・卵の殻・シジミ・アサリ等、自然の灰から作った釉薬を使い、薪の炎で作陶を続けています。
窯は、数百束もの薪を使って焚きます。
窯焚きは、登り窯はあぶりを入れ4日、穴窯では5日から6日ほど焚きこみます。
登り窯で焼成した作品を、穴窯に詰め再度焚きこみます。窯変を狙って塩を50kgほど投げ込んだり、炭を入れたりします。
炎が絵を描いているようです。
窯変を楽しむ
塩釉作品を焚く窯の内部を見せていただきました。
その内壁レンガは、緑とも青ともつかない黒っぽい虹色のような艶をもって輝いていました。
食塩蒸気がもたらす陶器の美しさと、窯のレンガをも変化させる性質が、表裏一体の力であることを実感します。
落合さんは、技と自然の織り成す意外性を、意図する狙いから取り出す。窯変する作陶を楽しんでおられるようです。
照葉樹や広葉樹の林がぐるりとめぐり、少し下ったところには小さな沢があって、初夏には水芭蕉が咲くという工房の環境は、ものづくりのインスピレーションと、絶えることのない作陶の合間のひとときを補うものではないかと感じました。
お客さまに向けて
~ 落合 杜寿子メッセージ ~
薪窯にこだわり26年。
同じ作品はふたつとありません。
季節・湿度・風などの自然現象により、焼き上がりが違います。
一瞬一瞬の美しさを形に出来ればと思い作陶しています。
大地と炎の作品をお楽しみいただければ幸いです。
↑zoom↑炎や、気象状態などを見ながら、じっくりと焚きこみます。
↑zoom↑灼熱の窯から立ち上る、美しい炎。 薪をひとくべごとに釉が溶け始め変化していきます。
窯変クライマックス!
↑zoom↑窯変による鮮やかな緋色とグレーの色合いが素敵な徳利とぐい飲みです。側面貝高台の模様が、一品ものを印象付けます。
↑zoom↑筒描きした作品に、梨の灰による釉薬をかけたフリーカップ&ソーサーです。梨釉ならではの色合いと、珍しい形のソーサで独特の存在感があります。
後藤 茂夫 陶芸家
Goto Shigeo
ひとつひとつじっくりと時間をかけて焚き上げます
第6回(2006年) 益子陶芸展 審査員特別賞
飴釉大皿
獅子吼窯 後藤 茂夫 略歴
1950年 栃木県那須町に生まれる
1969年 栃木県窯業指導所入所
1970年 安田猛氏に学ぶ
1972年 益子町にて独立・築窯
1974年 益子町共販センターにて個展
1976年~ 池袋東武百貨店にて個展(15回)
1979年~ 割烹舌鼓にて個展(12回)
1982年 名古屋三越にて三人展
1984年~ 松屋銀座にて個展(8回)
1989年~ 川崎陶苑ふじたにて個展(8回)
1996年~ ギャラリー橋本屋にて個展(4回)
柏高島屋、柏そごうにて個展
栃木県立美術館主催 現況展出品
その他東京、宇都宮、仙台などで個展・グループ展
伝統工芸新作展入選
伝統工芸武蔵野展入選
北関東美術展入選
日本陶芸展入選
益子陶芸展入選
益子陶芸展審査委員特別賞
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ゆっくりと時間をかけて納得の行く作品を仕上げる。
丁寧で、 しっかりとした後藤さんの飴釉作品は、2006年度益子陶芸展で審査員特別賞を受賞されました。



