蒔絵


まきえ【蒔絵】‥
漆を塗った上に金銀粉または色粉などを蒔きつけて器物の面に絵模様を表す、日本の代表的漆工芸。奈良時代に始まる。その手法によって平(ヒラ)蒔絵・高蒔絵・研出(トギダシ)蒔絵の三種に分れ、また、地には平目地・梨子地・沃懸(イカケ)地・平塵地などがある。竹取「漆を塗り、―をして」。御堂関白記寛仁元年九月二三日「御装束―螺鈿長剣」